独創性が豊かな臨床医を育むための教育を実践し、そしてまた優秀な研究医の養成にも力を入れて取り組んでいる浜松医科大学医学部。
同大学医学部では、建学の理念である「人類の健康と福祉に貢献する」を愚直に守り、日ごろから良質な指導を徹底しています。
また災害支援にも積極的に参加し、多くの病める人々を救ってもきました。
今回は、そんな献身性のあふれる浜松医科大学医学部の入試情報などについて、まとめてお届けしましょう。
Contents
浜松医科大学医学部の特色
浜松医科大学医学部の特色については、冒頭でも触れたとおりです。
しかし、同大学医学部の特色は、これだけでは語りつくせません。
たとえば、浜松医科大学医学部の特色の一つには、「らせん型カリキュラム」と呼ばれるものがあります。
これは浜松医科大学医学部が独自に行っている教育方法で、1年次から6年次にかけて倫理観や探求心、英語能力を体系的に学ぶことを目指します。
このようなカリキュラムを用いることで、同大学医学部では医師として必要な素養を効率的に、かつ確実に学生に身につけさせています。
浜松医科大学医学部の入試方法
ここからは、浜松医科大学医学部の入試方法について詳しく見ていきましょう。
同大学医学部には、一般選抜の前期日程と後期日程の2種類の入試方法があります。
そこで、ここでは各入試方法の募集人員や試験科目と配点、入試日程などについて見ていきましょう。
一般選抜(前期日程)
まずは、一般選抜(前期日程)の解説をしていきます。
募集人員
浜松医科大学医学部の2024年度の一般選抜(前期日程)における募集人員は、総員75名の予定です。
この75名の中には地域枠も含まれおり、募集人員は6名となっています。
したがって、一般選抜(前期日程)の募集人員をまとめると一般枠が69名、地域枠が6名、合計75名という内訳になります。
なお、地域枠で合格した方は「静岡県キャリア形成プログラム」に卒業後、従事しなければいけません。
ご自身の将来プランに大きく関わる事項ですので、出願の際は慎重に慎重を重ねて検討してください。
試験科目と配点
次に、浜松医科大学医学部の2024年度入試における、一般選抜(前期日程)の試験科目と配点についても確認していきましょう。
こちらの項では、同試験の試験科目と配点を下記表にまとめました。
▼2024年度における浜松医科大学医学部の一般選抜(前期日程)・一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 100点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 50点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B | 100点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 100点 | – |
外国語 | 英語(リスニングを含む) | 100点 | – |
浜松医科大学医学部の、一般選抜の一次試験では上記のとおりのテストが課されます。
医学部の試験としては珍しく、国語の配点が数学や理科、英語と並んでいますので、入試の際は国語力についても十分に高めておきましょう。
そして、上記一次試験を無事に通過した方には、二次試験の受験資格が与えられます。
この二次試験では、個別学力検査が課されることになります。
ここでも、一次試験のときと同様、入試における試験科目と配点について表にしてまとめました。
▼2024年度における浜松医科大学医学部の一般選抜(前期日程)・二次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B | 200点 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学Aは全範囲から出題する。数学Bは「数列」及び「ベクトル」から出題する。 |
理科 | 物理(物理基礎・物理)、化学(化学基礎・化学)、生物(生物基礎・生物)の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | それぞれの科目においての出題範囲は全範囲とする。 |
外国語 | 英語(リスニングを含む) | 200点 | 英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱは「書くこと(原文ママ)」を出題する。 |
また、二次試験では個別学力検査に加えて、配点100点の面接試験が実施される予定です。
評価項目となるのは医療従事者としての適性や将来性となっていますので、受験生の方々にあっては、このことを念頭に置きながら面接対策に勤しんでください。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における浜松医科大学医学部の一般選抜(前期日程)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月22日から同年2月2日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年2月25日、26日 | 一次試験:未発表 二次試験:2024年3月7日 |
一般選抜(後期日程)
続いて、一般選抜(後期日程)の解説をしていきます。
募集人員
2024年度における浜松医科大学医学部の入試では、一般選抜(後期日程)も実施される見通しです。
募集人員は15名とされており、一般選抜(前期日程)と比べると小規模な募集枠となっていますが、貴重な後期日程の選抜枠ですので、機会を逃さないように全力で挑みましょう。
ちなみに、2024年度入試の浜松医科大学医学部の一般選抜(後期日程)には、前期日程と同じく地域枠も設けられています。
募集人員は1名で、これまた激戦が予想される小規模な人員数ですが、地域医療の実践に興味のある方にとっては最適な枠の一つです。
地域に密着しながら人々に救いの手を差し伸べたいと願っている方は、果敢にチャレンジしてみてください。
試験科目と配点
浜松医科大学医学部の上記年度における一般選抜(後期日程)の一次試験では、前期日程と同様、共通テストの成績で合否の判定が行われます。
そこでまずは、同試験の試験科目と配点を見ていきましょう。
▼2024年度における浜松医科大学医学部の一般選抜(後期日程)・一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 200点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 100点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B | 200点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | – |
外国語 | 英語(リスニングを含む) | 200点 | – |
2024年度入試の浜松医科大学医学部の一般選抜(後期日程)では、上記表のテストが課されることとなります。
教科と科目は前期日程と同一ですが配点が異なりますので、その点については十分に確認をしてください。
そして、一般選抜(後期日程)の二次試験でも、前期日程と同じように個別学力検査が課されます。
個別学力検査では配点100点の小論文試験と、配点250点の面接試験が課される見込みです。
ちなみに小論文試験と面接試験のうち、どちらか一方でも基準に達しなかった受験生については不合格とされますので、両方の対策を丁寧に進めていくよう意識してください。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における浜松医科大学医学部の一般選抜(後期日程)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月22日から同年2月2日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年3月12日 | 一次試験:未発表 二次試験:2024年3月22日 |
浜松医科大学医学部の学費
浜松医科大学医学部の学費は年間535,800円で、6年間の総額は3,214,800円となっています。
また、このほかにも別途入学料として282,000円がかかりますが、出身地ごとに金額が異なるということはありませんので、安心して受験に臨んでください。
2023年度入試からの変更点
浜松医科大学医学部の2024年度入試では、一般選抜(前期日程)における地域枠が前年度の7名から6名に減員されています。
ただ、同募集枠の一般枠については1名の増員がなされ、68名から69名となっていますので、実質的には前年度とほぼ同様の募集がなされる見込みです。
本気で浜松医科大学医学部合格を目指すなら京都医塾
今回の記事では、浜松医科大学医学部の2024年度における入試情報について、包括的に見てきました。
同大学医学部は国公立大学医学部であるにもかかわらず、一般選抜の後期日程が用意されている点が大きな注目ポイントと言えます。
しかし、その一方で、浜松医科大学医学部は国公立大学医学部であることが起因して、併願受験が難しいという問題も抱えています。
私立大学医学部であれば容易に併願受験が可能ですが、国公立大学医学部では共通テストが一律に課されますので、併願が困難であるというわけです。
このことから受験生の方々の中には、数少ないチャンスを手中に収めるためにも、予備校の利用を検討中の方も、多いのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾オンライン校」です。
京都医塾オンライン校は、名うての講師陣による高品質な授業を提供していることで有名な、医学部受験に特化した予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾オンライン校の指導内容などについて紹介していきましょう。
対面授業と同品質の授業を提供
京都医塾オンライン校では、オンライン授業であっても対面式の授業と同品質のものを提供しなければならないと、強く考えています。
入試は受験生の方々の運命がかかっている大勝負ですから、教育指導を実践するにあたっては、高度な授業を提供する義務があるというわけです。
そこで私たちが導入しているのが、2台のタブレット端末を用いた双方向タイプの授業です。
この授業のもとでは、受験生の方には2台のタブレット端末をお渡しして、1台を授業用に、そしてもう1台はご自身のノート用に使用していただきます。
なぜ、このように端末を分けるかというと、最初にお伝えしたとおり、対面式の授業と同品質の授業をご提供するためです。
授業用の端末には講師の姿と板書内容だけが映し出されるため、講師の身振り手振りを確認しつつ、臨場感に満ちた学習体験をすることができます。
また、もう1台は先述のとおりノート専用に使用できるため、たとえオンライン環境であったとしても、実際の授業と遜色のない高度な学びを得ることが可能です。
講師と受験生をシームレスでつなげる工夫
本校の基本的な授業スタイルについては、先ほど述べたとおりです。
この授業スタイルの長所には、講師と受験生がシームレスでつながることができるというメリットもあります。
この「シームレスでつながる」というのは、インターネットを介してリアルタイムでつながるということを意味します。
リアルタイムでつながることで講師の側では常時、受験生の表情を確認することができますから、理解がきちんと追いついているかどうかをチェックしながら授業を進めていくことができます。
また、受験生のノートの書き込みに対し、すぐさま反応してアドバイスできることも見逃せないメリットの一つです。
このような工夫を凝らした授業が実践できるのは、まさにオンライン環境ならではの強みであり、京都医塾オンライン校だからこそできる取り組みと言えます。
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京都医塾オンライン校ではオンライン授業の利便性を知ってもらうべく、無料の体験授業も随時承っております。
このオンライン体験授業のプログラムでは、当校自慢の腕利き講師によるマンツーマン指導のほかにも、学力分析などのサービスも受けられます。
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まとめ
建学の理念である「人類の健康と福祉に貢献する」を愚直に守り、学生たちに日夜、高度な医療教育を施している浜松医科大学医学部。
この浜松医科大学医学部の医療教育ですが、とりわけ有名なのが臨床医を育むためのカリキュラムや、優秀な研究医を輩出するための指導方針です。
また、様々な学習過程を包括的に学べる「らせん型カリキュラム」は、同校独自のものであり、学生たちからは非常に人気があります。
そんな同大学医学部には、医師という職業に憧れを持つ多くの受験生たちが、毎年入試にチャレンジしています。
しかし、浜松医科大学医学部を受験するうえでネックになりがちなのが、併願受験が困難であるという問題です。
私立大学の医学部同士であれば容易にできる併願受験ですが、国公立大学医学部では特有の縛りがあるため、なかなか思いどおりにはいきません。
このことから受験生の方々の中には、数少ないチャンスを手中に収めるためにも、予備校の利用を検討中の方も、多いのではないでしょうか。
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当校へ受験のリード役を任せていただければ、対面式の授業にも引けを取らない学習教育を実践し、必ずや志望校合格へと導いて見せましょう。
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