2022年に創立から50周年を迎えた愛知医科大学医学部。
そんな愛知医科大学医学部では地域医療の推進を中心として、救急医療改革や医療研究の基盤整備など様々なことに取り組んでいます。
また、学生の指導にあたっても精力的に向き合っており上記、地域医療教育のほかにも世界7か国の大学との国際交流プログラムを通じた、グローバル人材の育成にも携わっています。
今回の記事では、そんな愛知医科大学医学部の入学希望者の方へ向けて、入試情報や学費、前年度の入試との相違点などを解説していきましょう。
Contents
愛知医科大学医学部の特色
上述のとおり、愛知医科大学医学部では地域医療の拡充のための学生教育や、グローバル人材の育成に意欲的にアプローチしています。
とくに地域医療にまつわる教育には特段に力を入れており、3年次に実施される「地域包括ケア実習」では、老人保健施設や訪問看護ステーションの業務を経験し、地域住民との交流を図りながら、多職種連携の重要性を学びます。
愛知医科大学の入試方法
ここからは、本記事のメインテーマにあたる、愛知医科大学の入試情報の解説に入っていきます。
同大学医学部では、全部で6種類の入試方法がありますが、ここでは各入試方法の募集人員や試験科目と配点、入試の日程などについて見ていきましょう。
一般選抜
まずは、2024年度入試における、愛知医科大学医学部の一般選抜の解説から行っていきます。
募集人員
上記年度における愛知医科大学医学部の一般選抜の募集人員は、約65名の見込みです。
同年度全体の募集人員は115名ですが、そのうちの過半数を占める最も多い募集枠となっています。
試験科目と配点
次に、2024年度入試における、愛知医科大学医学部の一般選抜の試験科目と配点についても見ていきましょう。
こちらの項では、同試験の試験科目と配点を表にしてまとめました。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の一般選抜の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 『数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列・ベクトル)』 | 150点 | – |
理科 | 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』の3科目から2科目選択 | 200点 | – |
外国語 | 『コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ』 | 150点 | – |
愛知医科大学医学部における、2024年度入試の一般選抜の一次試験の試験科目と配点は上記表のとおりです。
一般的な医学部の一般選抜と比較して、相対的に数学と外国語の配点が高くなっている点に注意してください。
二次試験では、小論文と個人面接が課される予定です。
同試験に関しては点数化はされず、いずれも5段階評価を用いて合否の判定を行うとの、アナウンスがなされています。
入試の日程
次に、入試の日程についても確認していきましょう。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の一般選抜の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月4日から2024年1月4日 | 一次試験:2024年1月16日 二次試験:2024年1月31日もしくは、2月1日から希望日を選択 | 一次試験:2024年1月25日 二次試験:2024年2月8日 |
大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)
続いて、大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)の詳細についても見ていきます。
募集人員
2024年度入試における、愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)の募集人員は前期が約15名、後期が約5名、合計約20名の予定です。
募集枠の規模としては、一般選抜に次ぐ二番目の大きさとなっています。
試験科目と配点
上記試験の試験科目と配点についても把握していきましょう。
こちらの項においても、各試験の科目と配点を表にしてまとめました。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(前期)の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | 『国語』(近代以降の文章) | 100点 | – |
数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | 200点 | – |
理科 | 「物理」、「化学」、「生物」から2科目選択 | 200点 | – |
外国語 | 『英語』(リスニングを含む) | 200点 | リーディング100点を160点に、リスニング100点を40点に換算 |
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(後期)の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | 『国語』(近代以降の文章) | 200点 | – |
数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | 200点 | – |
理科 | 「物理」、「化学」、「生物」から2科目選択 | 100点 | – |
外国語 | 『英語』(リスニングを含む) | 200点 | リーディング100点を160点に、リスニング100点を40点に換算 |
地歴公民 | 「全科目」のうち1科目選択 | 100点 | – |
本募集枠の一次試験の科目と配点は、上記表のとおりです。
後期試験のみ地歴公民が試験科目に加わりますので、注意してください。
また、二次試験では個人面接が実施されます。
小論文試験については前期、後期ともに実施されませんので、面接対策のみに全力集中して十分な対応力を養いましょう。
入試の日程
次に、入試の日程についても確認していきます。
こちらでは、2024年度における、愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(前期・後期)の日程について、それぞれわけてまとめました。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(前期)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月4日から2024年1月12日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年2月22日 | 一次試験:2024年2月8日 二次試験:2024年2月29日 |
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(後期)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月4日から2024年2月28日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年3月12日 | 一次試験:2024年3月7日 二次試験:2024年3月14日 |
大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)
次に、今年度の入試における、愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)の詳細についても見ていきましょう。
募集人員
2024年度入試における、愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)の募集人員は、約5名となっています。
出願資格は愛知県にゆかりのある人のみに限られていますので、募集要項をよく確認してから応募するようにしてください。
試験科目と配点
上記試験の試験科目と配点についても、チェックしていきましょう。
こちらの項においても、試験科目と配点を表にしてまとめました。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | 『国語』(近代以降の文章) | 100点 | |
数学 | 『数学Ⅰ・数学A』、『数学Ⅱ・数学B』 | 200点 | – |
理科 | 「物理」、「化学」、「生物」から2科目選択 | 200点 | – |
外国語 | 『英語』(リスニングを含む) | 200点 | リーディング100点を160点に、リスニング100点を40点に換算 |
本募集枠の試験科目と配点は上の表のとおりですが、前項の大学入学共通テスト利用選抜(前期)と同一の試験が課されます。
二次試験についても同様で面接試験のみとなっていますので、小論文試験が苦手な人にとっては朗報と言えるでしょう。
入試の日程
愛知医科大学医学部の2024年度入試における、大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)の日程についても、確認していきましょう。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月4日から2024年2月28日 | 一次試験:2024年1月13、14日 二次試験:2024年3月12日 | 一次試験:2024年3月7日 二次試験:2024年3月14日 |
学校推薦型選抜(公募制)
愛知医科大学医学部の2024年度入試では、学校推薦型選抜(公募制)も実施する予定です。
こちらの項でも、同募集枠の募集人員や試験科目と配点、入試の日程などについてまとめました。
募集人員
上記試験の2024年度入試における募集人員は、約20名の見込みとなっています。
こちらの募集枠は、後述する学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)との併願は不可能とのことですので、推薦枠を志望している人は、どちらに出願するかよく考えてから応募しましょう。
試験科目と配点
次に、2024年度入試における、愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(公募制)の試験科目、並びに配点についてもチェックしていきます。
本項でも同試験の試験科目と配点について、下記表にまとめましたので参考にしてください。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(公募制)の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 『数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列・ベクトル)』 | 100点 | – |
外国語 | 『コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ』 | 100点 | – |
愛知医科大学医学部の2024年度における学校推薦型選抜(公募制)の試験科目と配点は、上の表のとおりです。
理科が試験科目から外れているため、同教科が不得手な人にとっては大きなチャンスではないでしょうか。
ただし、その一方で、共通テスト利用入試よりも数学の難易度が上がっています。
数Ⅲが試験科目に追加されていますので、数学については、より綿密な対策が必要と言えるでしょう。
また、上述した学力検査のほかにも、小論文と個人面接が課される予定です。
いずれも点数化はなされませんが、5段階評価での判定がくだされますので、こちらについてもしっかり訓練を重ねておいてください。
入試の日程
続いて、入試の日程についても確かめておきましょう。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(公募制)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月1日から2023年11月10日 | 2023年11月25日 | 2023年12月7日 |
学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)
次に、学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)の詳細についても確かめていきましょう。
募集人員
2024年度入試における、愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)の募集人員は、約5名となっています。
こちらの募集枠も、先述した大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域枠特別枠B方式)と同じく、愛知県にゆかりのある人しか手続きができませんので、出願資格をよく確認してから応募してください。
試験科目と配点
続いて、試験科目と配点についても見ていきます。
こちらの項でも、同試験の試験科目と配点について表にしてまとめました。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 『数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列・ベクトル)』 | 100点 | – |
外国語 | 『コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ』 | 100点 | – |
今年度における、愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)の試験科目と配点は、上記表のとおりです。
このほか、小論文と面接試験も課されますが、こちらについても学校推薦型選抜(公募制)と同様の内容が実施される予定です。
入試の日程
次に、入試の日程についても確認していきましょう。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の学校推薦型選抜(愛知県地域特別枠A方式)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月1日から2023年11月10日 | 2023年11月25日 | 2023年12月7日 |
国際バカロレア選抜
最後に、国際バカロレア選抜の詳細について解説していきます。
こちらの試験は、国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)資格を取得、または取得見込みの人が受けられる特殊な募集枠となっています。
募集人員
愛知医科大学医学部の、2024年度における国際バカロレア選抜の募集人員は、若干名となっており、詳しい人数は公開されていません。
試験科目と配点
2024年度における、愛知医科大学医学部の国際バカロレア選抜の試験は、5段階評価の適性検査と個人面接が実施されます。
学力検査は実施されず、上記試験を通じて語学力やコミュニケーション能力などを測定するとのことですので、受験希望者の方は専用の対策を立てておく必要があるでしょう。
入試の日程
続いて、入試の日程についても確かめていきます。
▼2024年度における愛知医科大学医学部の国際バカロレア選抜の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月1日から2023年11月10日 | 2023年11月25日 | 2023年12月7日 |
愛知医科大学医学部の学費
愛知医科大学医学部の2024年度における学費は、6年間で総額34,200,000円となっています。
私立大学医学部の学費としては、平均的な金額と言えるでしょう。
このほかの費用としては、委託徴収金(後援会費)として420,000円が必要となります。
2023年度入試からの変更点
愛知医科大学医学部の2024年度入試では、一般選抜の一次試験における東京と大阪の会場が変更となりました。
同試験の会場は下記のとおりです。
✓東京会場:東京流通センター2階(住所:東京都大田区平和島6-1-1)
✓大阪会場:ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター(住所:大阪市北区大深町3-1グランフロント大阪 北館 B2F)
詳しい場所についてはあらかじめ下見をしておき、当日になってから慌てることのないようにしましょう。
本気で愛知医科大学医学部合格を目指すなら京都医塾
愛知医科大学医学部には、上述のとおり6種類もの募集枠があるため、様々なアプローチで受験を試みることが可能です。
しかしながら、どの募集枠に出願するにしても、合格のためには医学部ならではの厳しい試験をパスしなければなりません。
そのため、無事に進学を果たすためには並々ならぬ努力を積み重ね、高い学力を有することが絶対条件となります。
このことから、受験生の方の中には医学部受験に強い予備校を利用し、ハイレベルな教育を受けたいと感じている人も、いるのではないでしょうか。
そういった方の頼りになるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、一流の講師陣と医学部受験に特化したカリキュラムを武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。
そんな当塾ですが、近年では、これまでのノウハウを生かしたオンライン学習のサービスも展開し、より支援の輪を広げるにいたっています。
そこで、ここから先は、京都医塾オンライン校が誇る様々なサービスの内容について、詳しく紹介していきましょう。
インタラクティブ授業が織りなす充実した学習時間
京都医塾オンライン校では、タブレット端末による授業を行いますが、この形式による授業の強みは、なんと言ってもインタラクティブ性を有しているということです。
インタラクティブ性があるということは、講師と受験生の間で常に情報の共有が行われるということを意味しています。
当塾では、このインタラクティブ性の長所を生かして、授業中におけるリアルタイムの添削やアドバイス、さらには受験生からの質問の授受を可能とし、より一層、充実した学びを提供しています。
愛知医科大学医学部への入試にも比類なき強みを発揮
京都医塾の大きな自慢の一つとなっているのが、高い合格率です。
たとえば、2023年度の合格率をひきあいに出しますと、一次試験合格率72%、二次試験の合格率60%という驚きの実績を打ち立てています。
愛知医科大学医学部への入試にも比類なき強みを発揮しており、多数の合格者を輩出いたしました。
また、同大学医学部の合格実績は上記年度だけにとどまらず、少なくとも2018年度から例年、合格者を生み出し続けています。
愛知医科大学医学部へ本気で進学を考えている方は、同大学医学部への優れた合格実績を誇る、京都医塾をぜひともお選びください。
まずは一流講師による無料の体験授業からご参加ください!
オンライン予備校を検討中の方のお声で、よく我々の耳に届くのが「オンライン授業で本当に学習を理解できるのでしょうか」、という質問です。
たしかに、対面の授業とオンライン授業とでは根本的な性質が異なりますから、そのような疑問をお持ちになっても当然のことと言えます。
そこで、京都医塾オンライン校では、まずは当校のオンライン授業の理解のしやすさや利便性を知っていただくために、無料の体験授業を開催しております。
この体験授業では、当校でもイチオシの一流講師からの授業が受けられますので、きっとオンライン授業ならではの良さや、オンライン授業でも十分に理解度が深まることをおわかりいただけるはずです。
現在オンライン予備校を検討中であるものの、いまいち迷いが生じている方は、ぜひ一度、当校の体験授業を味わってみてください。
まとめ
創立から50年以上もの歴史を誇る愛知医科大学医学部は、地域医療教育やグローバル人材の育成に注力している、医学部として知られています。
そんな愛知医科大学医学部ですが、入試の選択肢には一般選抜や共通テスト利用入試など、様々なものが用意されています。
そのため、受験生の方々は、自身に有利な方法で受験をすることが可能です。
とは言え、いずれの入試方法でも試験問題として立ちはだかるのは、医学部ならではの難問、奇問ばかり。
そのため中途半端な学力では、とても勝ち目はありません。
このことから、受験生の方の中には医学部受験に強い予備校を利用し、合格のために必要な実力を養いたいと、検討中の人も多いのではないでしょうか。
そういった方の大きな頼りになるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、一流の講師陣と医学部受験に特化したカリキュラムを武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。
そんな京都医塾ですが、近年では、これまでのノウハウを生かしたオンライン学習のサービスも展開し、より支援の輪を広げるにいたっています。
私たちにあなたの受験指導を任せてもらえれば、あらゆる角度からのサポートを駆使して、最後まで強力にリードさせていただきます。
本気で愛知医科大学医学部の合格を目指す人には、同医学部への確かな合格実績を誇る、京都医塾オンライン校がうってつけです。
無料の体験授業のお申込みは随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。