100年以上にもわたる歴史の中で、これまでに10,000名をこえる卒業生を輩出してきた北海道大学医学部。
同校では、世界最高レベルにある日本医療のさらなる発展を目指して、学生の教育に尽力しています。
そんな北海道大学医学部には、未来の優秀な医師を夢見た若者たちが例年入試にチャレンジしています。
そこで今回の記事では、この北海道大学医学部の入試にまつわる情報を一気にまとめてお届けしましょう。
北海道大学医学部の特色
最初に、北海道大学医学部の特色について紹介していきましょう。
北海道大学医学部の特色の一つとして注目しておきたいのが、基礎から応用まで懇切丁寧に指導してくれる教育カリキュラムです。
たとえば基礎の分野では「医学研究演習」を一カ月にわたって行い、同項目について理解を深め、医師としての素養を身につけます。
また応用となる分野では、「臨床参加型コア科臨床実習」と呼ばれるプログラムを通じて、医療スタッフとの連携や患者との向き合い方を深く学んでいきます。
北海道大学医学部の入試方法
ここからは、北海道大学医学部の入試方法について詳しく見ていきます。
同大学医学部では、大きく分けて4種類の入試方法がありますが、ここでは各入試方法の募集人員や試験科目と配点、入試の日程などについて見ていきましょう。
前期日程
まずは、前期日程の解説をしていきます。
募集人員
北海道大学医学部の2024年度の前期日程における募集人員は、全部で85名の予定です。
2024年度における同大学医学部の募集人員の総数は90名ですので、ほぼすべてを占める大規模な募集枠です。
試験科目と配点
次に、北海道大学医学部の2024年度入試における前期日程の、試験科目と配点についても確認していきましょう。
こちらの項では、同試験の試験科目と配点を下記表にまとめました。
▼2024年度における北海道大学医学部の前期日程・一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 80点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 40点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、簿記、情報の中から1科目を選択 | 60点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 60点 | – |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中から1科目を選択 | 60点 | – |
上記一次試験を無事に通過した人は、二次試験を受験することができます。
ここでも、先ほどと同様に二次試験、すなわち個別学力検査の試験科目と配点について表にしてまとめました。
▼2024年度における北海道大学医学部の前期日程・個別学力検査の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 共通テストに同じ | 150点 | – |
理科 | 同上 | 150点 | – |
英語 | 同上 | 150点 | – |
北海道大学医学部の二次試験では、上記表のとおりの個別学力検査が実施されます。
さらに、この試験のほかにも、配点75点の面接試験も課されますので、しっかりと訓練を重ねておきましょう。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における北海道大学医学部の前期日程の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月22日から同年2月2日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年2月25日、26日 | 一次試験:2024年2月13日(予定) 二次試験:2024年3月6日 |
フロンティア入試
続いて、フロンティア入試の解説をしていきます。
募集人員
2024年度における北海道大学医学部の入試では、フロンティア入試という独自の試験も実施されます。
こちらの募集枠は、国際的なリーダーシップを担う人材を募るために設けられたものです。
そんなフロンティア入試ですが、上記年度における募集人員は、総員5名の予定となっています。
非常に狭き門ですが、一般的な受験生が応募可能な募集枠の中では貴重な存在です。
北海道大学医学部を志望している人は、このフロンティア入試にも意欲的にトライしてみてください。
試験科目と配点
北海道大学医学部の2024年度におけるフロンティア入試では、一次試験と二次試験を用いた二段階選抜の評価と、共通テストの評価を合計して選考がなされます。
最初に、共通テストの試験科目と配点を下記にまとめましたのでご覧ください。
▼2024年度における北海道大学医学部のフロンティア入試・共通テストの試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 200点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 100点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、簿記・会計、情報の中から1科目を選択 | 200点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | – |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中から1科目を選択 | 200点 | – |
共通テストの試験科目と配点は先述の前期日程に似ていますが、数学Ⅲが課されないなど細かいところで違いがありますので、受験を検討中の人はしっかり目を通しておきましょう。
次に、一次試験と二次試験の内容の説明に入っていきます。
北海道大学医学部のフロンティア入試の一次試験は、書類選考にて合否の判定がくだされます。
調査書とコンピテンシー評価書が必要となりますので、それぞれを忘れずに揃えてください。
また、二次試験では課題論文と面接試験、コンピテンシー評価書にて合格者を選抜します。
面接試験では、学業以外の諸活動についても評価の対象となりますから、部活動やボランティア活動に積極的に参加しておくことをおすすめします。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における北海道大学医学部のフロンティア入試の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年9月14日から同年9月20日 | 一次試験:2023年11月6日 二次試験:2023年11月19日 共通テスト:2024年1月13日、14日 | 一次試験:2023年11月7日 二次試験:2023年12月7日 最終合格者発表:2024年2月7日 |
帰国生徒選抜
続いて、帰国生徒選抜の解説をしていきます。
募集人員
北海道大学医学部の2024年度入試における帰国生徒選抜の募集人員は、若干名となっています。
詳細な人数は明らかになっていませんが同大学医学部によると、前期日程の募集人員に組み込む形で選抜が行われるとのことです。
試験科目と配点
2024年度入試における北海道大学医学部の帰国生徒選抜の、試験科目と配点についても確認していきましょう。
同試験では推薦書、自己推薦書、諸活動の記録、そして資格成績証明書をもとにした一次試験と、総合問題と面接試験を課す二次試験を通じて選考がなされます。
配点については一次試験、二次試験ともに100点となっています。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきましょう。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における北海道大学医学部の帰国生徒選抜の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年9月22日から同年10月5日 | 一次試験:書類選考につき試験は未実施 二次試験:2023年10月5日、4日 | 一次試験:2023年11月6日 二次試験:2023年12月7日 |
私費外国人留学生入試
次に、私費外国人留学生入試の解説をしていきます。
募集人員
北海道大学医学部の2024年度における私費外国人留学生入試の募集人員は、若干名の見通しです。
こちらの募集枠も帰国生徒選抜と同じく、前期日程の募集人員に組み込まれて選抜するとアナウンスがなされています。
試験科目と配点
2024年度における北海道大学医学部の私費外国人留学生入試では、書類審査による一次試験と、日本留学試験や課題論文、面接試験で審査が行われる二次試験にて選抜がなされます。
面接試験では主に理科の知識が問われますので、理解力をとくに高めておきましょう。
なお、配点については、とくに明らかにされていません。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における北海道大学医学部の私費外国人留学生入試の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年9月22日から同年10月5日 | 一次試験:書類選考につき試験は未実施 二次試験:2023年11月19日 | 一次試験:2023年11月6日 二次試験:2023年12月7日 |
北海道大学医学部の学費
北海道大学医学部の2024年度における学費は年間535,800円、6年間で3,214,800円となっています。
また、このほかにも入学料として282,000円が発生します。
2023年度入試からの変更点
2024年度における北海道大学医学部の試験では、私費外国人留学生入試のうち前年度まで小論文だったものが、上述のとおり課題論文へと変更になりました。
私費外国人留学生入試の受験を考えている方は、この変更点を踏まえつつ対策を進めていってください。
本気で北海道大学医学部合格を目指すなら京都医塾
北海道大学医学部の入試情報に関しては、これまで見てきたとおりです。
フロンティア入試を筆頭に多様性のある募集枠を設けていることから、多くの受験生にとって幅広くチャンスがあると言えます。
しかし、北海道大学医学部の合格を目指すうえで欠かせないのが、試験をクリアするための並はずれた学力です。
みなさんもご存じのとおり、医学部の受験では中途半端な学力で入試に挑んでも、目標を達成することはできません。
このことから受験生の方の中には、合格を手元に引き寄せるためにも、予備校の利用を強く願っている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門の予備校である「京都医塾オンライン校」です。
京都医塾オンライン校は医学部受験に特化した指導方法を実践し、これまでにも数多くの受験生を合格へと導いてきた名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾オンライン校の魅力について紹介していきましょう。
敏腕講師によるパーフェクトな指導
予備校の実力を推し量る指標となる最たるものの一つが、その施設に在籍している講師の実力です。
どんなに優れたカリキュラムを備えていても、どんなに充実した学習環境が整っていても、肝心の講師が指導力に欠けていては受験生の方に満足な教育ができません。
そこで、京都医塾オンライン校では講師の採用基準を厳格に定め、高いハードルをクリアしたものだけを選抜しています。
さらに、当校の講師は採用後も定期的な試験を受け実力を測定されるため、常に能力をアップデートしています。
このような方策を用いて当校では、医学部受験を指導するための実力を備えた講師のみを確保していますので、現在の学力でお悩み中の方でもお気軽においでください。
敏腕講師によるパーフェクトな指導で、きっとあなたを合格へと導いて見せましょう。
手軽に質問できるシンプル設計のノートアプリを導入
京都医塾オンライン校では、受験生の方が講師にいつでも質問ができるよう、専用のノートアプリを導入しています。
このノートアプリの利用方法はとても簡単で、タブレット端末に質問事項を書き込んで送信するだけで完結します。
また、送信すると24時間以内に講師から回答が返ってくる仕組みになっているため、わからない箇所を迅速に解決することが可能です。
自由に相談できる「ウィークリーカウンセリング」
受験シーズンを戦い抜いていく最中では、色々な悩みが噴出してしまいます。
その悩みの中には直ちに解消できるものもある一方で、解決困難な種類のものも少なくありません。
そして、解決が困難な悩みを長期にわたり抱え込んでしまうと、受験への悪影響は計り知れないものとなり得ます。
したがって京都医塾オンライン校では、週に1度行われる「ウィークリーカウンセリング」を通じて、受験生の方の各種お悩みの相談を受付けています。
講師が受験生の悩みと真剣に向き合い、どんな困りごとでも一緒に解決の糸口を探りますので、受験への悪影響が生じるおそれを最小限に食い止めることが可能です。
まとめ
北海道大学医学部は、100年以上にもわたる歴史の中で、これまでに10,000名をこえる卒業生を輩出してきました。
同校では、未来の日本医療を支えるための人材教育に非常に熱心に取り組んでおり、基礎から応用まで手厚く指導しています。
そんな北海道大学医学部は受験生からの人気も高く、例年多くの入学希望者が入試にチャレンジしていますが、そこに立ちはだかるのが医学部特有のレベルの高い試験問題です。
医学部の受験では、ほかの学部と比較して格段に難しい問題だけを正答していく必要があることから、中途半端な学力ではとてもクリアできません。
このことから受験生の方の中には、合格を手元に引き寄せるためにも、予備校の利用を強く願っている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門の予備校である京都医塾オンライン校です。
京都医塾オンライン校は医学部受験に特化した指導方法を実践し、これまでにも数多くの受験生を合格へと導いてきた名門の予備校です。
私たちにあなたの受験教育を任せていただければ、できる限りの力を用いて、飛躍的な学力向上へとリードしてみせましょう。
本気で北海道大学医学部の合格を勝ち取りたい人には、オンライン学習の強みを知り尽くした、京都医塾オンライン校こそがうってつけです。
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