良医を育てることを建学の理念の第一に据え、学生の知識と技術、そして社会貢献の意識を育み続けている金沢医科大学医学部。
そんな金沢医科大学医学部には、崇高なる理念に共感したたくさんの受験生が例年、入試にチャレンジしています。
そこで今回の記事では、金沢医科大学医学部への進学希望者の方々へ向けて、同大学医学部の入試情報などをお届けしましょう。
金沢医科大学医学部の特色
金沢医科大学医学部の大きな特徴の筆頭としてあげられるのが、「日本で最も面倒見のよい大学」であることを、自負していることです。
これは、2023年現在における同大学医学部の医学部長、岩淵氏の言葉でありますが、金沢医科大学医学部では、その言葉どおり様々な形で学生のサポートにあたっています。
たとえば、「オフィス・アワー」と呼ばれる学生支援では、教員が学生の個人的な相談を受けつけ、解決の糸口を見つける取り組みをしています。
また、医師国家試験対策のバックアップも充実しており、卒業生からなる指導チームを編成しきめ細やかなアドバイスを行うなど、学生への助力項目をあげ出したら枚挙にいとまがありません。
金沢医科大学医学部の入試方法
金沢医科大学医学部の特色を紹介したところで、今度は同大学医学部の入試情報の解説に移っていきましょう。
同大学医学部では、一般選抜や総合型選抜(AO入試)など合計4種類の募集枠を設けていますが、ここでは各枠の募集人員や試験科目と配点、入試の日程などについて見ていきます。
一般選抜(前期・後期)
まずは、一般選抜の解説から入っていきましょう。
2024年度入試における金沢医科大学医学部の一般選抜は、前期と後期の両方が実施される予定ですので、それぞれについて解説していきます。
募集人員
金沢医科大学医学部の今年度における一般選抜(前期・後期)の募集人員は、前期が72名、後期が10名となっています。
同年度の募集人員は合計110名が予定されていますが、その中でも大勢を占める大規模な募集枠です。
また補足ですが、後期の募集人員が二桁台となっており、これはほかの医学部よりも若干多い数字と言えます。
後期の試験をどこの医学部にしようか悩んでいる人は、金沢医科大学医学部を候補として取り入れてみてはいかがでしょうか。
試験科目と配点
次に、金沢医科大学医学部の2024年度入試における、試験科目と配点についてもチェックしていきます。
ここでは、一般選抜の試験内容を前期と後期にわけて表にまとめました。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の一般選抜(前期)の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 数 学 - 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数学Bは「数列」、「ベクトル」から出題する) | 100点 | – |
理科 | 『物理基礎・物理』『化学基礎・化学』『生物基礎・生物』の3科目から2科目選択 | 150点 | – |
外国語 | 外国語 - コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ | 100点 | – |
▼2024年度における金沢医科大学医学部の一般選抜(後期)の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 数 学 - 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B(数学Bは「数列」、「ベクトル」から出題する) | 100点 | – |
外国語 | 外国語 - コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ | 100点 | – |
金沢医科大学医学部の上記年度における、一般選抜(前期・後期)の一次試験の内容は上の表のとおりです。
前期試験では、ほかの医学部と比較して理科の配点が抑えられている点が特徴的と言えます。
さらに、後期試験にいたっては、理科そのものが試験内容から外れているため、同教科が苦手な人にとっては、恰好の志望先ではないでしょうか。
二次試験については、前期・後期ともに小論文と面接試験が課されます。
どちらも点数化がなされ、小論文が60点、面接試験が110点の予定となっています。
入試の日程
続いて、上記試験の入試の日程についても確認していきましょう。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の一般選抜(前期)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月18日から2024年1月17日 | 一次試験:2024年1月30日、31日から希望日を選択 二次試験:2024年2月12日、13日から希望日を選択 | 一次試験:2024年2月6日 二次試験:2024年2月15日 |
▼2024年度における金沢医科大学医学部の一般選抜(後期)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月15日から2024年2月17日 | 一次試験:2024年3月1日 二次試験:2024年3月11日 | 一次試験:2024年3月5日 二次試験:2024年3月13日 |
総合型選抜(AO入試)
2024年度入試における金沢医科大学医学部では、総合型選抜(AO入試)も実施予定です。
ここでは、上記試験の詳細について見ていきましょう。
募集人員
金沢医科大学医学部の今年度入試における、総合型選抜(AO入試)の募集人員は15名の見込みとなっています。
こちらの募集枠へ出願する際の注意点ですが、専願制であることから合格した場合、いかなる理由があっても入学の辞退ができません。
したがって、出願を考えている方は検討に検討を重ねてから決断し、後悔をすることがないようにしましょう。
試験科目と配点
2024年度における金沢医科大学医学部の総合型選抜(AO入試)の一次試験は、「基礎学力テスト」という形式の試験が実施されます。
こちらの項では、この基礎学力テストの試験科目と配点について下記表にまとめました。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の総合型選抜(AO入試)の一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
基礎学力テスト | ・英語-コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ、英語表現Ⅰ ・数学-数学Ⅰ・数学A ・理科-物理基礎・化学基礎・生物基礎(2科目選択) ・一般問題-文章理解能力や一般常識的な問題 | 200点 | 理科は試験室にて科目を選択 |
金沢医科大学医学部の上記年度における総合型選抜(AO入試)の一次試験の試験科目、及び配点は上の表のとおりです。
一般的な試験で見られる英語、数学、理科のほかにも「一般問題」も出題されるため、専門的な対策を講じておくことが要されます。
二次試験では、一人15分ほどの個人面接が課される予定ですが、こちらも点数化され、配点は140点となっています。
そのほか、自己推薦書の評価も合わせて実施されますが、こちらの配点は60点の予定です。
入試の日程
続いて、同試験の入試の日程についてもチェックしていきましょう。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の総合型選抜(AO入試)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月6日から2023年11月11日 | 一次試験:2023年11月18日 二次試験:2023年12月3日 | 一次試験:2023年11月22日 二次試験:2023年12月7日 |
総合型選抜(卒業生子女枠)
金沢医科大学医学部では、今年度の入試においても総合型選抜(卒業生子女枠)を実施するとしています。
この募集枠は、同大学医学部の卒業生の血縁関係にある人を対象とした試験であり、残念ながら一般の受験生は受けることができません。
対象者でない受験生の方々は、一般選抜や総合型選抜(AO入試)、または、後述する学校推薦型選抜(指定校・指定地域)で合格を勝ち取れるよう努力しましょう。
募集人員
2024年度入試における金沢医科大学医学部の、総合型選抜(卒業生子女枠)の募集人員は、全部で8名の予定です。
募集人数こそわずかですが、25歳以下の受験生まで出願資格が与えられており、浪人生の方でも受けられる点は注目に値します。
試験科目と配点
本年度における、金沢医科大学医学部の総合型選抜(卒業生子女枠)の一次試験、及び二次試験では、上述した総合型選抜(AO入試)と同内容の試験が課されます。
したがって、本項での詳細な説明については割愛とさせていただきます。
入試の日程
次に、上記試験の入試の日程についても確認していきましょう。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の総合型選抜(卒業生子女枠)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月6日から2023年11月11日 | 一次試験:2023年11月18日 二次試験:2023年12月3日 | 一次試験:2023年11月22日 二次試験:2023年12月7日 |
学校推薦型選抜(指定校・指定地域)
最後に、今度の入試における、金沢医科大学医学部の学校推薦型選抜(指定校・指定地域)の詳細についても見ていきましょう。
募集人員
2024年度における、金沢医科大学医学部の学校推薦型選抜(指定校・指定地域)の募集人員は5名とされています。
同大学医学部に設置されている募集枠の中では最も募集人数の少ない枠ですが、指定校推薦のため、通常の学校推薦型選抜よりもライバルの数は少数です。
自分を信じて戦い抜けばきっと光明が見えてくるはずですから、人数に惑わされず積極的に応募してみてはいかがでしょうか。
試験科目と配点
次に、上記募集枠の試験科目と配点ですが、こちらについても先述の総合型選抜と同じ内容のものが課される見込みです。
そのため、本項においても詳細な説明は割愛とさせていただきます。
入試の日程
続いて、上記試験の入試の日程についても見ていきましょう。
▼2024年度における金沢医科大学医学部の学校推薦型選抜(指定校・指定地域)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月6日から2023年11月11日 | 一次試験:2023年11月18日 二次試験:2023年12月3日 | 一次試験:2023年11月22日 二次試験:2023年12月7日 |
金沢医科大学医学部の学費
2024年度入試における金沢医科大学医学部の学費は、6年間で総額39,500,000円となっています。
私立大学医学部の学費としては、平均を上回っている金額と言えるでしょう。
注意点として、総合型選抜にて入学した方のみ、初年度納入金の分割支払いができませんので、このことに関してはよく覚えておいてください。
また、上記学費のほかにも、諸費用として委託徴収金(保険料、同窓会費など)が943,000円かかります。
2023年度入試からの変更点
金沢医科大学医学部の2024年度入試では、昨年度から募集人員や試験会場の変更が加えられています。
まず募集人員ですが、総合型選抜(AO入試)が14名から15名に増員された代わりに、学校推薦型選抜(指定校・指定地域)が6名から5名に削減されています。
試験会場の変更については下記表を確認してください。
試験区分 | 試験会場 | 住所 |
一般選抜(前期) | ・東京会場:東京流通センター ・福岡会場:福岡ガーデンパレス | ・東京会場:東京都大田区平和島6-1-1 センタービル ・福岡会場:福岡県福岡市中央区天神4-8-15 |
一般選抜(後期) | ・東京会場:東京流通センター | ・東京会場:同上 |
また、変更点とは異なりますが、同大学医学部では「総合型選抜(研究医枠)」の設置を現在、文部科学省に認可申請中です。
認可がとおり次第、ホームページ上で発表するとのことですので、研究医の道に進みたい人は、折を見てチェックしておくことをおすすめします。
本気で金沢医科大学医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまでは、金沢医科大学医学部の本年度における入試情報などについて見てきました。
詳細を確認してみるとわかるとおり、同大学医学部の基本的な入試方法は事実上、一般選抜(前期・後期)しかありません。
ほかの医学部の中には、共通テスト利用入試を設けて学生を募集しているところもありますが、同大学医学部では設置されていないため、合格のためには限られたチャンスを確実にものにする必要があります。
そのために要されるのが試験を通過できるだけの高い学力ですが、その実力を身につけるためには、一定の苦痛に耐える毎日を送る必要があるでしょう。
このことから、受験生の方の中には優秀な予備校に通い、少しでも苦痛をやわらげながら、着実な実力向上を図りたいと感じている方も、いるのではないでしょうか。
そういった方の大きな支えとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、対面型授業とオンライン授業の両方の指導形式を駆使して、毎年たくさんの受験生を医学部へと羽ばたかせている予備校です。
とくに昨今はオンライン授業の人気が沸騰中で、数多くの受験生の方からの問い合わせをいただいております。
そこで、ここから先は、そんな京都医塾のオンライン授業の魅力を存分に紹介していきましょう。
2台のタブレットを利用したライブ感重視の授業
京都医塾オンライン校の授業では、2台のタブレットを使用して学習を進めていきます。
上記のようにタブレットを2台用意して授業を進めていくメリットには、ライブ感を重視した授業形態が取れるといったものがあげられます。
この利点をきちんとご説明するために、最初に、タブレットの用途について解説いたしましょう。
まず2台のタブレットのうち1台は、受験生の方のノートとして使用していただきます。
授業中に重要と感じたことを、どんどんメモしていって自分だけのまとめノートを作り上げるために、ご利用なさってください。
そして、もう1台のタブレットには講師の姿と板書内容が同時に映し出されます。
そのため、教室で授業を受けているように講師の表情や身振りなどが伝わり、ライブ感たっぷりの授業を受けることができます。
ご家庭に居ながらにして、教室の授業と同品質の授業が受けられるのは、まさに京都医塾オンライン校ならではの強みです。
録画学習も可能なオンライン授業
当校のオンライン授業は、復習用の録画サービスにも対応しています。
そのため、授業の振り返り学習がはかどり、学んだことの脳への定着がよりスムーズなものになります。
このような録画機能を活用した学習方法は、オンライン授業が有する大きな特権ですから、存分に生かして高効率な受験勉強へとつなげてください。
「ウィークリーカウンセリング」で学習の進捗を細かくチェック
本校のオンラインサービスでは、タブレットによる学習サービスだけでなく、カウンセリングを通じたアドバイスも実施しています。
このカウンセリングは、週に一度行われることから「ウィークリーカウンセリング」と命名しておりますが、カウンセリング中は、学習の進捗状況の確認や、成績の伸び悩み箇所の修正、勉強面における相談ごとなど、様々なことを話し合います。
また、上記項目のほかにも、生活面に関する心配ごとなども親身になって相談に乗りますので、なんでもお気軽にお話しください。
まとめ
金沢医科大学医学部は、良医を育てることを建学の第一理念に据え、学生の知識と技術、そして社会貢献の意識を育み続けていることで有名な医学部です。
この金沢医科大学医学部では、良質な医学学習を学生に提供するとともに、非常に手厚い援助策で学生のバックアップにもあたっています。
そんな金沢医科大学医学部には、上記理念に共感を覚えた方や、先述したバックアップ体制に魅力を感じた方が大勢受験に挑んでいます。
しかし、金沢医科大学医学部に合格するためには、医学部ならではの困難な試験をパスしなければいけません。
そのため、受験生の方の中には、優れた予備校の指導のもとで、合格のために必要な学力を養いたいと検討中の方も、いるのではないでしょうか。
そういった方の大きな支えとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、対面型授業とオンライン授業の両方の教育形式を駆使して、毎年たくさんの受験生を医学部へと羽ばたかせている予備校です。
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