1950年に開学され、現在にいたるまで医療の充実に大きく貢献してきた札幌医科大学医学部。
同校では、多職種連携教育にとりわけ力を入れて取り組んでおり、このプログラムを通じて、学生のコミュニケーションスキルの向上に尽力しています。
そんな札幌医科大学医学部は内外からの評判も上々で、受験のシーズンでは数えきれえないほどの受験生たちが入試に訪れます。
そこで今回の記事では、この札幌医科大学医学部の入試を検討中の方へ向けて、合格のための様々な情報を解説していきましょう。
Contents
札幌医科大学医学部の特色
最初に、札幌医科大学医学部の特色について紹介していきましょう。
同校において、多職種連携教育を推進していることは先述のとおりです。
ここでは、その中身についてもう少し詳しくお伝えしていきます。
札幌医科大学医学部の多職種連携教育の基盤となるのが、多様性に富んだ職種との共同を通じながら、成長していくことにあります。
たとえば、実習では指導医や患者はもちろんのこと、作業療法士や理学療法士、さらには薬剤師、看護師にいたるまで、実に多くの医療従事者と連携することの重要性を学べます。
ここまで有意義な学びのチャンスが得られることは、まさに札幌医科大学医学部ならではのカリキュラムだからこそと言えるでしょう。
札幌医科大学医学部の入試方法
ここからは、本記事の主題とも言える、札幌医科大学医学部の入試情報の解説に入っていきます。
同大学医学部では、全部で2種類の入試方法がありますが、ここでは各入試方法の募集人員や試験科目と配点、入試の日程などについて見ていきましょう。
一般選抜(前期日程・先進研修連携枠)
まずは、一般選抜(前期日程・先進研修連携枠)の解説をしていきます。
募集人員
2024年度における札幌医科大学医学部の一般選抜(前期日程・先進研修連携枠)の募集人員は一般枠が20名、先進研修連携枠が55名、合わせて75名の予定です。
同年度における札幌医科大学の募集人員の総数は110名ですので、その大部分を占める最大規模の募集枠と言えます。
なお、先進研修連携枠で合格した場合、札幌医科大学附属病院等において所定のプログラムを受ける必要がありますので、出願の際は詳細を確認しよく検討してから応募するようにしてください。
試験科目と配点
札幌医科大学医学部の2024年度の一般選抜(前期日程一般枠・先進研修連携枠)の入試では、共通テストと二次試験の成績により合否の判定が行われます。
こちらの項では、両試験の試験科目と配点についてチェックしていきましょう。
最初に共通テストの試験科目と配点を下記表にあらわしましたので、まずはこちらをご覧ください。
▼2024年度における札幌医科大学医学部の一般選抜(前期日程一般枠・先進研修連携枠)・一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 200点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、政治・経済、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 100点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、簿記・会計、情報関係基礎の中から1科目を選択 | 200点 | 簿記・会計、情報関係基礎を選択できる者は、高等学校または、中等教育でこれらの科目を履修した者、もしくは国の指定を受けた教育機関で学科を修了した者に限る |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中から1科目を選択 | 200点 |
上記一次試験を無事にクリアした方は、二次試験の受験資格が与えられます。
ここでも上述したとおり、二次試験における個別学力検査の試験科目と配点についてまとめました。
▼2024年度における札幌医科大学医学部の一般選抜(前期日程一般枠・先進研修連携枠)・個別学力検査の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B | 200点 | – |
理科 | ・物理、物理基礎・化学、化学基礎・生物、生物基礎 | 200点 | 左記3種類の組み合わせの中から2種類を選択 |
外国語 | 英語、コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ | 200点 | – |
札幌医科大学医学部の二次試験では、上記表の試験が個別学力検査として課されます。
一次試験との違いは、地・歴・公民が課されない点にあります。
また、こちらの試験のほかにも、面接試験(配点100点)も課されますので、きちんと訓練を重ねて実力に磨きをかけておきましょう。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における札幌医科大学医学部の一般選抜(前期日程一般枠・先進研修連携枠)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月22日から同年2月2日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年2月25日、26日 | 一次試験:未発表 二次試験:2024年3月8日 |
学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)
次に、学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)の解説をしていきます。
募集人員
札幌医科大学医学部の2024年度における、学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)の募集人員は、先進研修連携枠が20名、特別枠が15名、合わせて総員35名の見込みです。
特別枠は、ほかの医学部で言うところの地域枠に位置付けられる募集枠ですので、卒業後は義務年限が課されます。
出願をする際は、この点について熟慮のうえ応募するようにしてください。
試験科目と配点
札幌医科大学医学部の2024年度入試における学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)では、先述した一般選抜と同じく共通テストと二次試験の成績をもとに、合否の判定がなされます。
こちらの項では、同試験の試験科目と配点を下記表にまとめました。
▼2024年度における札幌医科大学医学科の学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 200点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、政治・経済、倫理・政治・経済の中から1科目を選択 | 100点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B | 200点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | – |
外国語 | 英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中から1科目を選択 | 200点 | – |
上記一次試験をクリアした人は二次試験を受けることになりますが、特別枠と先進研修連携枠とではテストの内容が異なります。
そのため、ここでは両試験について特別枠、先進研修連携枠の順に表記していきましょう。
▼2024年度における札幌医科大学医学科の学校推薦型選抜(特別枠)・個別学力検査の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
総合問題 | – | 400点 | – |
面接 | – | 400点 | – |
自己推薦書 | – | 100点 | – |
大学入学共通テスト | – | 400点 | 大学入学共通テストは総配点を400点に換算 |
▼2024年度における札幌医科大学医学科の学校推薦型選抜(先進研修連携枠)・個別学力検査の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
総合問題 | – | 400点 | – |
面接 | – | 400点 | – |
大学入学共通テスト | – | 400点 | 大学入学共通テストは総配点を400点に換算 |
札幌医科大学医学部の学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)の二次試験では、上記表の試験が個別学力検査として課されます。
特別枠と先進研修連携枠の違いは、前者の方は自己推薦書も評価項目として加えられている点にあります。
特別枠を受験する方は学力向上のための取り組みや面接対策のほかにも、充実した自己推薦書が書けるよう練習をしておきましょう。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における札幌医科大学医学部の学校推薦型選抜(特別枠・先進研修連携枠)の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年11月20日から同年11月24日 | 共通テスト:2024年1月13日、14日 面接試験:2024年2月1日 | 共通テスト:未発表 二次試験:2024年2月13日 |
札幌医科大学の学費
札幌医科大学医学部の2024年度入試における学費は年間535,800円、6年間で合計3,214,800円となっています。
このほか別途、入学金が282,000円、教科書等の費用が80,000円から100,000円ほど発生します。
2023年度入試からの変更点
2024年度における札幌医科大学医学部の入試の変更点についてですが、2023年10月現在ではとくに発表されていません。
ただし、2025年度からの入試では一般選抜(前期日程)の出題範囲が変更となる予定ですので、志望者の方にあってはホームページを小まめに確認して、常に最新の情報を仕入れておきましょう。
本気で札幌医科大学医学部合格を目指すなら京都医塾
多様性を重視した連携教育を実践している札幌医科大学医学部。
同校には、この特徴的な教育を受けたいとする受験生の方々が数多く入試にトライしていますが、やはり医学部ならではのハイレベルな試験をクリアすることは容易ではありません。
そこで受験生の方々の中には、実力により磨きをかけるため優秀な予備校を利用したいと検討中の方もいるはずです。
そういった方々へおすすめなのが、医学部受験を専門としている予備校の「京都医塾オンライン校」です。
京都医塾オンライン校は独自の教育方法を取り入れ、毎年多くの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾オンライン校の指導内容などについて紹介していきましょう。
双方向コミュニケーションを実現したオンライン授業
オンライン授業の形態は、オンデマンドタイプとライブ配信タイプの2種類に大きくわけられます。
オンデマンドタイプのオンライン授業では、基本的にビデオなどを用いた自習がメインとなりますが、この学習方法では授業中に講師にすぐに質問ができません。
また臨場感にも欠けるため、いまいち授業に集中しきれない人が出てしまうというデメリットも持ち合わせています。
一方で、ライブ配信タイプの授業では、インターネットを利用したリアルタイムでの指導が行われます。
そのため、授業中は常に双方向のコミュニケーションが可能となり、オンデマンドタイプの学習では得られない高品質な学びを得ることができます。
一人のためのオーダーメイドカリキュラム
人間は誰しも遺伝的、もしくは環境的な要因により能力が異なっていることは、言うまでもありません。
受験生の方々にあっても、得意科目と不得意科目は個々人で大きく異なるはずです。
そのため、医学部合格のための受験勉強を効率的に進めるためには、一人のためのカリキュラムが必須となります。
そこで京都医塾オンライン校では、「オーダーメイドカリキュラム」と呼ばれる、受験生それぞれの学力に見合った学習プログラムを作成しています。
このカリキュラムは、入学した際の実力テストや学習履歴のヒアリングなどを通じて作られるものですが、各々の能力に最適化されたものだけを提案いたしますので、順調に学力を伸ばしていくことが可能です。
まずは無料の体験授業からご参加ください!
オンライン予備校は近年、急速な普及を見せていますが、受験生の方の中には「本当に画面越しの授業で学力が伸ばせるのかな」、と疑問を抱いている方もいるはずです。
京都医塾オンライン校では、そのような疑問の声にお応えすべく、無料の体験授業を実施しています。
このプログラムでは、当校自慢の腕利き講師から濃密なオンライン授業が受けられますが、一度でも私たちの授業を受けていただければ、オンライン学習へのご理解が大きく深まるはずです。
まとめ
札幌医科大学医学部は1950年に開学され、現在にいたるまで国内の医療の拡充に大変尽力してきた医学部です。
そんな同校では、ハイレベルな多職種連携教育にとりわけ力を入れて取り組んでおり、受験生の方々からも大きな人気を獲得していることで有名です。
しかし、そんな札幌医科大学医学部の合格を勝ち取るためには、医学部ならではの高難度の入試を通過しなれければいけません。
そのため受験生の方々の中には、実力により磨きをかけるため、優秀な予備校を利用したいと検討中の方もいるはずです。
そういった方々へおすすめなのが、医学部受験を専門としている予備校の京都医塾オンライン校です。
京都医塾オンライン校は独自の教育方法を取り入れ、毎年多くの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。
私たちに医学部受験の指導を任せていただければ、あなたの夢を叶えるための高度な授業を惜しみなく提供し、必ずや目標達成へとリードして見せましょう。
本気で札幌医科大学医学部の合格を目指している人には、一人のための実践教育であなたを支える、京都医塾オンライン校こそがうってつけです。
資料請求や入塾にまつわるご相談などは年中無休で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。