和歌山県立医科大学医学部では、「成果型基盤教育」と呼ばれるオリジナルの教育方法を用いて学生たちの指導にあたっています。
この教育方針のもとでは従来型の授業形態にとらわれず、より総合的な学生教育を目指していますが、その甲斐もあって同大学医学部では95%以上の高い水準の医師国家試験の合格率を誇っています。
そういったこともあり、同大学医学部は受験生たちからも注目の的となっています。
そこで今回の記事では、そんな和歌山県立医科大学医学部の受験情報について、濃縮して一気に紹介していきましょう。
Contents
和歌山県立医科大学医学部の特色
和歌山県立医科大学医学部では上でも紹介した成果型基盤教育をベースに、医療系大学ならではの医学指導を実践しています。
そのシンボルとも言えるのが、医学部と薬学部、加えて保健看護学部が合同で行う「共同講義」です。
この共同講義では、3学部が同時に医療学習に取り組んでいきますが、それぞれの学部の特徴をよく知ることで高次なケアマインドを養うことができます。
上述した高い医師国家試験の合格率の裏打ちには、和歌山県立医科大学医学部だからこそできる、このようなハイレベルな医学教育があります。
和歌山県立医科大学医学部の入試方法
ここからは、和歌山県立医科大学医学部の入試方法について詳しく見ていきます。
同大学医学部には、大きく分けて前期日程と学校推薦型選抜の2種類の入試方法がありますが、ここでは各入試方法の募集人員や試験科目と配点、入試日程などについて解説していきましょう。
前期日程
まずは、前期日程の解説をしていきます。
募集人員
和歌山県立医科大学医学部の2024年度の前期日程の募集人員は、一般枠と県民医療枠(A・C)の2つが存在します。
このうち一般枠の募集人員は64名、県民医療枠(A・C)は12名の予定です。
それぞれの募集人員を合わせると76名となりますが、同年度の募集人員の総数は100名ですので、全体の大部分を占める最大規模の募集枠となります。
試験科目と配点
次に、和歌山県立医科大学医学部の、2024年度前期日程の試験科目と配点についても確認していきましょう。
こちらの項では、同試験の試験科目と配点を下記表にまとめました。
なお、前期日程では、一般枠も県民医療枠(A・C)も同一の試験が課される見通しです。
したがって、両試験については同一の表にまとめてあります。
▼2024年度における和歌山県立医科大学医学部の前期日程・一次試験の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
国語 | – | 200点 | – |
地・歴・公民 | 世界史B、日本史B、地理B、倫理、政治・経済の中から1科目を選択 | 100点 | – |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B、簿記・会計、情報関係基礎の中から1科目を選択 | 200点 | – |
理科 | 物理、化学、生物、の3科目の中から2科目を選択 | 200点 | – |
外国語 | 外国語 | 200点 | 共通テストの英語の配点は「リーディング」を100点とし、「リスニング」100 点とする。 |
上記一次試験を無事に通過した人は、二次試験の受験資格を得ることができます。
ここでも、先ほどと同様に二次試験、すなわち個別学力検査の試験科目と配点について表にしてまとめました。
▼2024年度における和歌山県立医科大学医学部の前期日程・個別学力検査の試験科目、並びに配点表
教科 | 科目 | 配点 | 備考 |
数学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B | 250点 | – |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目を選択 | 250点 | – |
外国語 | 外国語 | 200点 | – |
和歌山県立医科大学医学部の個別学力検査では共通テストのときとは異なり、数学Ⅲが登場しますので注意してください。
さらに、これらの試験のほかにも、面接試験(配点なし)も課されますので、早期からしっかりと訓練を積み重ねておきましょう。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における和歌山県立医科大学医学部の前期日程の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2024年1月22日から同年2月2日 | 一次試験:2024年1月13日、14日 二次試験:2024年2月25日、26日 | 一次試験:未発表 二次試験:2024年3月5日 |
学校推薦型選抜
続いて、学校推薦型選抜の解説をしていきます。
募集人員
2024年度における和歌山県立医科大学医学部の入試では、学校推薦型選抜も実施される見通しです。
こちらの枠には県内募集の一般枠・地域医療枠と、全国募集の県民医療枠(A・B)の2種類が設けられています。
そして募集人員は、一般枠が6名、地域医療枠が10名、県民医療枠(A・B)では8名が予定されています。
県内募集が16名であるのに対し、県民医療枠(A・B)が8名に設定されていることから、県内から広く医師のタマゴを募り、より地域に根差した医療を実践したいという考えが伺えると言えるでしょう。
試験科目と配点
和歌山県立医科大学医学部の上記年度における、学校推薦型選抜の試験科目と配点は、通常の前期日程のものに準ずると公式で発表されています。
そのため、同募集枠を志望中の方は、上述した前期日程の試験内容を参考にして勉強を進めていってください。
入試の日程
最後に、入試の日程についても見ていきます。
詳細については、下記表をご覧ください。
▼2024年度における和歌山県立医科大学医学部の学校推薦型選抜の日程表
出願期間 | 試験日 | 合格者発表日 |
2023年12月11日から2023年12月18日 | 共通テスト:2024年1月13日、14日 面接試験:2024年2月10日、11日のうちいずれかを医学部側が指定 | 共通テスト:未発表 面接試験:2024年2月13日 |
和歌山県立医科大学医学部の学費
和歌山県立医科大学医学部の2024年度における学費は、年間538,000円、6年間で3,214,800円となっています。
ただし、別途必要となる入学金については県内生が282,000円、県外生が752,000円となっていますので、この点については押さえておく必要があるでしょう。
2023年度入試からの変更点
2024年度入試における和歌山県立医科大学医学部の試験では、前年度から下記のような変更がなされました。
✓2023年度入試:学校推薦型選抜のうち県民医療枠(A・B)の推薦人員は各校4名以内とする
✓2024年度入試:第一志望における推薦人員は各校、県民医療枠Aが2名以内、県民医療枠Bは無制限とする
和歌山県立医科大学医学部へ進学希望の方は上記、変更点をしっかり踏まえたうえで受験の検討をしてください。
本気で和歌山県立医科大学医学部合格を目指すなら京都医塾
本記事では、和歌山県立医科大学医学部の入試情報について、深掘りしてお伝えしてきました。
ここまで読んでいただければお分かりのとおり、同大学医学部では大きくわけて2種類の募集枠しか設けられておりません。
そのため、ただでさえ狭き門である医学部入試が、より一層激化するということは言うまでもありません。
このことから受験生の方々の中には、予備校を利用して基礎と応用をしっかり身につけてから試験に臨みたいと考えている方も、いるのではないでしょうか。
そんな方々にとって頼りとなる存在なのが、医学部専門予備校の「京都医塾オンライン校」です。
京都医塾オンライン校は、厳選採用した優秀な講師とオリジナルのカリキュラムを用いて、毎年たくさんの受験生を医学部へと送り出している予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾オンライン校の指導内容について紹介していきましょう。
あなたのために生み出される「オーダーメイドカリキュラム」
受験生の方々の学力や潜在能力は、まさに十人十色です。
これまでの学習履歴や生育環境がそれぞれ異なりますから、当然のことでしょう。
京都医塾オンライン校では、このことをしっかり踏まえたうえで受験生、一人ひとりのためのカリキュラム、すなわち「オーダーメイドカリキュラム」を作成して授業を実践しています。
このカリキュラムは、その名が示すとおり、オーダーメイドで作られる特注品です。
受験生の方々の現在の偏差値や教科の得手不得手、さらにはポテンシャルにいたるまで分析して、その方の専用のものを生み出しますので、学習の効率を最大限に図ることができます。
和歌山県立医科大学医学部にも合格者を輩出!
予備校を選ぶ際の基準として用いられやすいのが、合格実績です。
みなさんも予備校の合格実績については、敏感にチェックするはずです。
そんな合格実績ですが、当校では毎年高い数字を打ち出していることで大変な評判を得ています。
たとえば、2023年度における医学部入試では一次試験の合格率70%、二次試験の合格率60%という堂々たる成果をあげています。
国公立大学の受験にも非常に強く、和歌山県立医科大学医学部への合格者の輩出実績もございますので、同校を志望中の方は安心して当校をお選びください。
年度途中でもオンライン授業へ変更可能な柔軟性
「オンライン学習もよかったけど、対面式の授業にも切り替えてみたい」
受験生の方々の中には、このようなニーズをお持ちになる方もおられます。
オンライン指導がフィットしたことが弾みとなり、今度は多くのライバルたちに交じって学習をしたい、という声をお寄せいただくこともあります。
当校では、このような要望にも柔軟に対応すべく、オンライン学習から施設での学習への切り替えサービスも実施中です。
そのため、まずはオンライン授業から始めてみて気が変わったら、すぐに対面式の授業にチェンジすることもできます。
このように京都医塾オンライン校では、様々なニーズにお応えできる対応でお迎えしておりますので、どうぞお気軽においでください。
まとめ
オリジナルの成果基盤教育や3学部が合同して行う共同講義など、様々な取り組みを通じて優秀な医療教育を学生に提供し続けている、和歌山県立医科大学医学部。
同大学医学部には高度な医学を学ばんとする受験生が、数多く入試にチャレンジしています。
しかし、和歌山県立医科大学医学部には、大きく分けて2種類の募集枠しか設置されておりません。
そのため、ただでさえ狭き門である医学部入試が、より一層激化することが強く予想されます。
このことから受験生の方々の中には、予備校を利用して基礎と応用をしっかり身につけてから試験に臨みたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そんな方々にとって頼りとなる存在なのが、医学部専門予備校の京都医塾オンライン校です。
京都医塾オンライン校は、厳選採用した優秀な講師とオリジナルのカリキュラムを用いて、毎年たくさんの受験生を医学部へと送り出している予備校です。
当校においでいただければ、独自のカリキュラムのもと実践的な教育指導を施して、必ずやあなたを医学部合格へと押し上げて見せましょう。
本気で和歌山県立医科大学医学部を目指している方には、比類なき指導力であなたを導く、京都医塾オンライン校こそがうってつけです。
資料請求やお電話でのご相談は年中無休で承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。